技術紹介
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- 技術紹介
受注後、金型、加工治具の設計・製作をします。製作した金型、加工治具で試作・評価を繰り返し調整を行ったのち量産となります。
生産技術では、解析を駆使し予想不具合を洗い出し工程設計を行い、蓄積した経験やノウハウを基に鋳造条件及び加工条件を設定し良品のみを後工程に送り出します。
設備を組み合わせることにより工程内完結型の生産方式を行います。
量産が決定すると、いよいよ鋳造です。
真空法や局部加圧法などを組み合わせて高品質な製品を製作しています。生産技術で決められた鋳造条件は、ダイカストマシンが自動監視しますが、ショット数が多くなると金型の寸法や形状にズレが生じてきます。そのため金型のメンテナンスや調整を行いながら品質を維持します。
ロボットも多く用いながら合理化を推進し鋳造環境の改善にも取組んでいます。
鋳造された製品にネジ加工や切削などの加工を施し様々な機能部品を製作しています。
加工には高度な精度が求められます。
使用する工作機械は主にNC(numerical control machinihg)制御装置付マシニングセンターや旋盤、汎用の旋盤、フライス盤、ボール盤などがあり、それらを駆使し長年に渡り得た技術を基盤にあらゆる「ものづくり」に取り組んでおります。
各工程を経て完成された製品は、人の目で検査することはもちろんですが、発光分光分析装置、Ⅹ線透過装置、三次元測定器、強度試験機など多種多様な設備・機器で精密な検査を行います。
試作から量産まで対応が可能な検査体制を整え、お客様に信頼される確かな製品を提供し続けます。
設備名 | メーカー名 | 台数 |
---|---|---|
ダイカストマシン | ||
3500t | 芝浦機械(株) | 1台 |
1000t | 東洋機械金属(株) | 2台 |
800t | 東洋機械金属(株) | 1台 |
500t | 芝浦機械(株) | 1台 |
350t | 芝浦機械(株) | 1台 |
250t | 東洋機械金属(株) | 2台 |
125t | 東洋機械金属(株) | 1台 |
合計 | 9台 | |
研掃機テーブル式 | 新東工業(株) | 1台 |
研掃機テーブル式 | (株)ニッチュー | 1台 |
研掃機ドラム式 | 日神金属(株) | 1台 |
合計 | 3台 | |
マシニングセンター | ブラザー工業(株) | 48台 |
マキノジェイ(株) | 19台 | |
ファナック(株) | 9台 | |
(株)日立機械 | 1台 | |
合計 | 77台 | |
旋盤 | オークマ(株) | 1台 |
(株)滝澤鉄工所 | 1台 | |
合計 | 2台 |
設備名 | メーカー名 | 台数 |
---|---|---|
三次元測定機 | ||
CRYSTA-APEX-S574 | (株)ミツトヨ | 1台 |
BH-V507 | (株)ミツトヨ | 1台 |
CRYSTA-APEX-S9108 | (株)ミツトヨ | 1台 |
CRYSTA-APEX-V9108 | (株)ミツトヨ | 1台 |
VL300 | (株)キーエンス | 1台 |
Hand Held Prove CMM | (株)キーエンス | 1台 |
合計 | 6台 | |
形状測定機 NEX031 | (株)東京精密 | 1台 |
X線装置 SMX31M | (株)島津製作所 | 1台 |
発光分光分析機 APL iSpark 8860型 |
サーモフィッシャー サイエンティフィック(株) |
1台 |
破壊試験機 AGX-20/50kNV |
(株)島津製作所 | 1台 |
三次元CAD インベンターLT |
オートデスク(株) | 2台 |
二次元CAD AUTO CAD |
オートデスク(株) | 2台 |
湯流れ解析 JS CAST | クオリカ(株) | 1台 |
ダイスポプレス | 三起精工(株) | 1台 |
電磁バレル機 | ー | 3台 |
高圧専用洗浄機 | ー | 7台 |
流動解析で、金型内を溶湯がどのように流動、充填していくのかをシミュレーションすることにより、鋳造欠陥を予測します。
最新の解析ソフトと長年の経験と技術で品質向上、不良率低減、歩留まり向上を実現しています。
部品設計-金型設計-金型・治工具製作-鋳造-機械加工-表面処理(めっき、塗装、化成処理)-組立までの一貫生産体制のメリットはたくさんあります。
例えば、品質管理の一元化による高精度・高品質、納期の圧縮、コストメリットなど。ユーザー様からも高い信頼と評価を頂いています。
「リサイクルを通じて地球環境保全と省資源・省エネルギーへの貢献」を合言葉に、アルミニウムの再生・製錬という生産活動においてCO2排出量の低減や排出ガス・排水の徹底した管理を行っています。
私たちはこれからも、大紀アルミニウム工業所グループとして環境保全のためにたゆまぬ技術革新と事業改善を推進していきます。